問題行動とは

人と寝起きを共にする伴侶動物(主に犬や猫)が精神的ストレスを感じていたり、飼い主や周囲の環境に順応できずにトラブルを起こしている状態を「問題行動」と呼びます。原因は遺伝的な素因、品種の特性から不適切な環境、運動やトレーニング不足など多岐にわたります。

そのため、通り一遍な方法では解決しないことも多く、むしろ個々の動物、問題行動の背景、飼い主の家族構成やライフスタイルに合わせて対処法を求めていくことが重要であるばかりでなく、個体の特性をよりよく理解することで、将来起こりうる問題を予防することもできます。

どうぶつ行動クリニック・FAUでは獣医行動学という、人でいえば「精神科」「心療内科」のような立場から問題行動の治療、予防に取り組んでいます。

現在アメリカ、パデュー大学獣医行動科に勤務するかたわら、日本国内での診察も再開しております。ビデオやオンラインを使ったカウンセリング、または、かかりつけの獣医師を経由する間接カウンセリングがあります。

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尾形 庭子